第5回 オンラインレクチャー
◯5回目のレクチャー
コロナ自粛期間中に始まったオンラインレクチャー。みんな家にいる時間も長くなったし、今しかできないことをやってみようと思ったのと、ZOOMの可能性を色々と感じたのと、阿部千春先生に一度バロック音楽について、詳しくレクチャーしてもらえたらなと妄想していたのが始まりです。
ファンの皆さまにはおなじみのことですが、先生の演奏会のプログラムはすべてご自身でお書きになります。その内容がいつも素晴らしくて、プログラムノート自体もすごく楽しみにしています。いつかじっくり講義していただきたいと思っていたので、こうやって夢がかなって嬉しいです。
昨日もレジュメが18枚!!印刷している途中に、インク切れしました。笑)
この講義が始まって以来、ほとんどの方が継続されて、ほぼ全員の方が毎回出席しています。日程が合わないときは、後日配信をしています。昨日は新しい生徒さんも参加されていて、とても嬉しかったです。今度お会いしたときに感想をお聞きしたいと思います。
◯レクチャー内容
今回は
バロック時代の器楽、管弦楽ーヨハン・セバスチャン・バッハの活動を通してーその1 楽器と楽器奏者 2020年9月20日日曜日 阿部 千春
です。
オペラを勉強した会も以前にあったのですが、今回は「器楽」という分野の登場と発展をお勉強しました。
前半のお話では、楽器と作曲と演奏というのが、当たり前ですが、お互いリンクしあっているんだなということが、すごくよくわかりました。
例えば、楽器の発明や改良があって、作曲家がそれにインスピレーションがわいて曲を作ったりということが、多々あったようですし、その楽器の名手がいて、その曲にその楽器の素晴らしいソロのメロディが生まれていたり。なんというか、芸術が生まれる根幹には、人と人とのつながりがあるんだなと。
バッハの遺産目録から、どんな楽器を実際に持っていたかということもわかっているので、その楽器を調べたり、どうしてその楽器を持っていたのかということまで、お話がいたり、とても面白かったです。
演奏家の社会的ポジションや、どうやって職業音楽家になっていったのか、またその職業の名前なども勉強しました。
後半は、管楽器、鍵盤楽器、弦楽器の順番で、それぞれ今使われている楽器のご先祖様もみていきました。
まだ動画を観ていない人もいますので、ネタバレしないように注意しますが、とにかく珍しい楽器がたくさんできてきました。これは、ヨーロッパへの修学旅行では、楽器博物館へ是非行ってみたいですね。旅行の予習になったと思います。
◯同じ日にレッスンも
レクチャーの前には、ZOOM上でバロックバイオリンのレッスンを受けるのが、毎回のこととなっています。
楽曲分析するときに、もちろん何調に転調してるとか、この部分は前のこの部分と同じとか、なん拍子だからどう演奏するかとか、ここのフレーズはどこまでつながっているかとか調べると思います。
それ以外にも、この部分はトランペットの感じですよとか、オルガンがストップがかかってガラッと音色が変わるようになどと、教えていただくこともあり、そうすると、すごく曲の見え方がかわってきます。他にも、いろいろな例えで教えてくださるのですが、レッスンを自分がする立場のときも、こういう視点で教えてあげられるようになるといいんだなと、すごく勉強になっています。
たくさんの例えが湧いてくるには、当然、自分の中にたくさんの経験や幅広い知識がないと湧いてこないと思うので、勉強大事だなと思います。バイオリンを教える立場の私は特に!
このオンラインレクチャーで、新しく知ったたくさんのことが、これからのレッスンに活かせるように、時々復習していこうと思います。
最後は恒例の、打ち上げ的なZOOM飲み会。4連休ということもあり、6人の方が残ってくださり、わいわい好きな話で盛り上がりました。楽しい連休となりました。さあ、今日も練習しようっと。
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